信じるものがあれば、
毎日はもっと輝く。

浄風会では、社会生活のなかで
日蓮聖人の伝統的な教えを実践し、
誰もが自分らしくいきいきとした
人生を送ることを目指しています。

在家日蓮宗浄風会ざいけにちれんしゅうじょうふうかいとは?

在家日蓮宗浄風会

日蓮聖人は「南無妙法蓮華経なむみょうほうれんげきょう」の
お題目を信じ唱えることで、
意義ある人生を送ることができると説かれました。
浄風会ではその伝統的な教えを受け継ぎ、
日常の社会生活のなかで信行活動をおこなっています。

信者になると、こんなことをしています

毎朝晩、
自宅の御本尊に向かって
お題目をお唱えします

新年祝祷会にはじまり、
立宗節や御会式などの
式典に参詣します

日曜日には、
各支部会館にお参詣して、
ご法門を拝聴します

教えを学ぶ講習会や、
講務を練習する研修会を
おこなっています

浄風会についてもっと見る

ご信者の声

ご信心と言っても、捉え方は人それぞれ。
しかし「信じるもの」に出会えたとき、
人生は大きく変わるかもしれません。
ここでは浄風会のご信者から寄せられた、
各々のご信心によって感じられるように
なったことや、体験したことなどをまとめました。

1信じるものがある人生

元気の源は旅にあり

元気の源は旅にあり

三浦さん

私は市内にある老舗のとんかつ屋にお嫁に来ました。昭和42年、23歳の時です。地元の女子高校を出て会社勤めをしているときに、縁あってお店の2代目であった夫と知り合ったのです。 店を営むということは予想以上にたいへんなことで、朝から夜遅くまで働きました。週休は1日ありましたが、商家の宿命のようなもので、休みの日にもよくお店に行っていましたから、実質は年中無休という日々です。 私たち夫婦は昭和5年の創業者である両親と同居していましたが、毎日家族全員でお店に行きました。女性も欠かせない戦力です。それだけ忙しかったということです。当時はちょうど日本全体がエネルギーを石炭から石油に替えていく転換期でしたが、常磐炭鉱がまだ稼動していて、町全体に活気が満ちていました。あちこちに料亭や飲み屋さんがたくさんあって、夕方から夜になると、どのお店もお客さんでいっぱいになった光景を覚えています。 ラーメン1杯が40円で食べられた時代にお店で出していたとんかつは200円。庶民にとっては高級品でしたが、客足は途絶えることなく、私か嫁いでから3年目には支店を出して、従業員は20人以上となりました。義父はしっかりした人で、お店を会社法人にしていました。店員の福利厚生を考え、また嫁である私のためにはOL時代にひけを取らない給料を出してくれたのです。いま何とか年金で暮らしていけるのもそのお陰です。 私たち一家は自宅だけでなく、お店にも小さい「ご本尊」を安置してお題目をお唱えしました。特に義父が信心深い人で、毎日仕事があって、商売ができるのはご信心あってのこと、という人生観を強く持っていたのです。実は主人は店の2階で産まれました。義母はお店が忙しすぎて、自宅に戻る余裕がなかったのでしょう。ご本尊のある場所で生を享けたということは、生涯お題目とともに歩みなさい、という意味だったのでしょうね。 そして浄風会のご信心は主人にきっちりと受け継がれていったのです。私かお嫁に来だのはそういう家ですが、理屈であれこれ言われることは全くなく、信仰のある暮らしには、ごく当たり前のようになじんでいきました。 こうして25年あまり働いてきたとき、夫婦間で「旅行に行きたいね」という話がよく出るようになりました。お店が忙しいほどそう思いましたが、店員に働かせて自分たちだけ旅行に出るわけにも行かず、この楽しみはずっと温めてきた思いでした。 そして平成4年。そのころ両親は亡くなっており、主人と私とで決めたのですが、長い間勤務してくれた熱心な店員さんに、お店を譲ることにしました。お店自体は繁盛していて、もったいないような気もしましたが、ここらへんで第二の人生を歩もうと決めたのです。自分たちがオーナーとして残るのではなく、すべてすっきりと譲り渡すというやり方は、知人からは惜しがられたものでした。私たちには子どもがいなかったこともあるかと思いますが、お店が好調なうちに次の人にバトンタッチしようと考えたのです。 いま考えてみれば、それでよかったのだと思います。私たち夫婦はいま、後ろを振り返らず、些事にこだわらず、そして規則正しくシンプルな生活を楽しんでいます。念願であった旅行にも月1回は行っています。ドライブでは夫婦交代で運転し、旅に疲れた頃に家に帰ってきてゆっくり休み、また次の旅を企画するような日々です。それが元気のもとになっています。 そして何より、暮らしの根底に信仰があります。それが私たちをしっかりささえているのだと思います。

信仰が試されるとき

信仰が試されるとき

久米川さん

「信仰すれば、必ず良くなるから」と姪に勧められ、私は飛びつくように浄風会に入信したのです。 当時、私は自動車教習所の教官をしていましたが、前職で体を痛め、苦しんでいるときでした。 教官になる以前に、私は酒販会社に13年間、勤務していました。 その11年目の夏、徳島大学の学生会館に生ビールの樽を運んだときです。当時の生ビールの樽は今と違い、大人がやっと抱えられるくらいの大きな樽で、重さも相当なものでした。いつもであれば二人がかりで運ぶのですが、ちょうどシーズンの書き入れ時で、人手が足りないために、私が一人で運んだのです。 30代半ばで体力にも自信があった私は、体力に任せて1本目を無事運びましたが、2本目を持ち上げたときに体に電気が走ったような感覚を覚えました。 それでも仕事を休むわけにいかず、3日後に病院で診査した結果、頸椎挫傷(けいついざしょう)と診断されました。 一時は歩くたびに脳天まで激痛が走り、両手が麻痺して、車のハンドルさえ、まともににぎれませんでした。 その後、多少状態は良くなりましたが、もはや力仕事はできません。それで自動車教習所の教官に転職したのです。 体力に自信のあった私が二度と力仕事ができない。その現実を、なかなか受け入れることはできませんでした。 そんな思いを抱いていたときに浄風会と出会ったのです。 私はその後、再度転職してタクシーの運転手になりましたが、「必ず良くなる」という姪の言葉を信じ、どんな小さなご利益も見逃すまいという気持ちで信仰に励みました。 すると、数々の不思議な現象を体験するようになりました。例えば、タクシーの水揚げ(売り上げ)が上がると、決まって事故に巻き込まれました。そのたびに、1ヵ月前後の入院を余儀なくされました。 そんなことが6回も続いた後の7度目。これが最も大きな事故でした。停車中に後ろからワゴン車に追突されたのです。私の車は6メートルも飛ばされ、前に止まっていたダンプにぶつかり、さらに跳ね返されて、奇しくも元の位置までもどるという大事故でした。 当然、車は大破しました。ところが、私はかすり傷程度で済み、しかも幸いなことにお客様を降ろしたばかりだったのです。 現場に駆けつけた警官も、すぐには状況を飲み込めないほどでした。奇跡としか言いようがありません。 このとき私は、「ご法様によって信仰が試されるときがある」という、信仰の先輩から言われた言葉を思い出しました。 ご法様は目に見えるご利益も与えてくださるが、同じように試練もお与えになる。良いことがあったからといって有頂天になったり、悪いことが続くからといって自暴自棄に陥ったりせず、どんなときでも淡々と信仰生活を送り続けることの大切さを、その先輩は教えてくださいました。 その意味がやっと分かったのです。数々の起伏に富んだ不思議な体験は、信仰を継続することによって成仏という真のご利益が得られるという、ご法様のメッセージだったと、私は確信しました。 以来、どんなつらいことも、ご法様に与えられた試練だと思えば、喜びさえ感じることができるようになりました。

生かされていることの感動を実感

生かされていることの感動を実感

石田さん

父は42歳のときに事故で下半身不随になり、藁にも縋る思いで、 両親そろって浄風会に入信したのです。私が10歳のときでした。 それからというもの、私の家族は朝晩欠かさず、ご宝前に向かってお題目を唱えました。 父は日曜のお参詣に出たいがために必死でリハビリに励み、 ついには杖をついて歩けるまでに回復しました。その信仰心はぐらついたことはありませんでした。 そんな環境で育った私は、常にご法様が守ってくださるという思いを無くしたことはありません。 20歳のころ、私は東京でOL生活を送っていました。 新宿の四畳半のアパートには、当時、浄風会の青年部の皆さんがよく集まり、朝まで信仰談義に花を咲かせたものでした。 お講席のときなど、当時はお金がなくて、なんのもてなしもできませんでしたが、 茹でた白菜の芯にドレッシングをかけたものを、皆さん、おいしそうに召し上がってくださいました。 ある冬の寒修行(早朝参詣)のときなど、皆さんとアパートで朝まで話し込み、 そのまま夜明け前の東京の町を、道場のあった飯田橋まで歩いて行ったこともありました。 なぜか寒さも感じず、約10キロの道のりも、遠いとは思いませんでした。 信仰というものは、仲間の皆さんに支えられて高まっていくものだということを実感したものでした。 私と同い年の、大学を卒業したばかりのビジネスマンだった主人(一さん)と出会ったのは、 そのころでした。主人の父親は26歳で戦死しましたので、主人は父親の顔を知りません。 母親もまもなく再婚し、主人は親戚の家を転々として育ったのです。 生まれながら孤独癖をもった主人を、私はどこか不憫に思ったのかもしれません。 出会って間もなく結婚した私たちは、将来、二人で何か事業を始めようと決意し、 そのためのまとまったお金を貯めようと、新潟県のレジャーセンターに二人で住み込みで働くことにしました。 丸ノ内の一流企業に勤めていた主人は、会社を辞めることに何の躊躇もありませんでした。 思うようにお金は貯まりませんでしたが、二人で将来の夢を語りながら、それはそれで楽しく充実した日々でした。 その職場で慰安旅行に行ったときのことでした。 その瞬間の状況は見ていなかったのですが、主人が右腕の動脈をガラスの破片で深く切ってしまったのです。 お酒が入っていたこともあって、血が勢いよく噴き出し、なかなか止まりません。 死ぬのではないかと思い、救急車の中で私は必死でお題目を唱えました。 おまけに、着いた先の病院の医者は、真っ赤な顔をして、酒臭い息を吐き、動作も緩慢で、 単に酔っているというよりも、あきらかに酩酊しているように私には見えました。 しかし、真夜中のことで、そこしか病院がなかったのです。そのときは絶望的な気持ちになりました。 ところが、その医者がメスを執ると人が変わったように動きが機敏になり、 切れた血管を一本一本ていねいに縫い合わせ、見事に手術を成功させてくださったのです。 その瞬間、医者が仏さまに見えました。このときほど信仰の奇跡を感じたことはありません。 主人の右腕は使えなくなりましたが、生きていることがこんなにありがたいこと、 生かされていることがこんなに感動的なことだと感じたこともありませんでした。 その後、二人でラーメン店を始めようと、私の郷里にもどり、三年間の修業を経て、実家の近くに店を出しました。 幼くして両親と離別した主人は、そうした人生の不条理に思うところがあったのでしょう。 学生時代はキリスト教研究会に入っていました。若いときは浄風会の青年部の人たちとも、 ずいぶん激論を交わしたものです。もちろん今では浄風会の堅信な信者になっています。 けっして平坦ではなかったこれまでの人生を、二人で乗り切ってきたところに、 ご法様のご加護があったことはまぎれもない事実なのですから、ますそのことに感謝したいと思っています。

「信じるものがある人生」をもっと読む

2ひとことご信心

脳の手術をしたとき、みなさんが、当病平癒のご祈願をしてくれました。手術中、お題目に護られていたように思います。

O・E さん

日々の営みのなかで、小さな偶然の重なりで結果的に良い方向に向かっている経験をしたとき、仏様のお計らいを感じます。

K・Y さん

朝晩のお看経でお題目をお唱えするとき、しみじみと安堵感を感じ、その安堵感に、この上ないありがたさを感じます。

N・Y さん

困難で途方に暮れているとき、必死にお題目を唱えると、導かれるかのように物事が良い方向に進むことがあります。

H・Y さん

「ひとことご信心」をもっと読む

今月の教え

活動報告

今月

  • 6 / 15(日)

    当会先師報恩日

来月

  • 7 / 13(日)

    合同法要(首都圏)

お知らせ

「浄風くらしの懇話会」を開催します

今回は本化仏教研究所の大賀義明所長に、社会人と信仰についての基調講演をしていただいた後に、働きながらご信心をたもっている30~50代の方々とのパネルディスカッションを予定しています。

会社での人間関係や仕事のスキルに悩んでいる人はもちろん、充実した人生を生きるヒントを見つけたい方などにも役立つ時間となります。ぜひ、ご聴講ください。

 

松山支部会館建て替え工事について

松山支部会館(愛媛県松山市東長戸1-10-30)は、現在建て替え工事中です。

緊急のご用件がございましたら、浄風会本部(東京都文京区千駄木5-19-5、電話:03-5814-3262)

までご連絡ください。

過去のお知らせをもっと見る

初めての方へ

浄風会の教え

浄風会は、「南無妙法蓮華経」のお題目を唱えることで、誰もが意義ある人生を送れると説きます。また、個人の幸せだけでなく社会の平和を目指しています。

浄風会の教え

全国の会館

全国に16の支部・地区があり、12箇所に会館があります。
各支部・地区ではそれぞれに婦人会やクラブなどの活動もあり、いずれもご見学いただけます。

全国の会館

よくある質問

信者になったら何をするのか、お布施について、入会・退会についてなどの質問をまとめました。その他気になることがあればお問合せフォームからご質問いただけましたらお答えいたします。

よくある質問

浄風会をもっと知りたい方は

まずはお話を聞いてみたい、
質問があるなどの場合

お悩みのご相談でも大丈夫です。プライバシーに関わることはお聞きいたしませんので安心して下記の電話、またはお問合せフォームからご連絡ください。フォームは365日受け付けております。

参詣の様子を見てみたい

東京本部会館

毎週日曜日、午前 11 時から参詣できます。
事前に電話やお問合せフォームでご連絡いただくか、当日直接お越しいただく場合は、
会館内のどなたかにお声がけいただければご案内いたします。

東京本部以外

事前に電話やお問合せフォームでご連絡いただければご案内いたします。

本部

03-5814-3262

火曜~日曜 9:00 ~ 17:30

お待ちしてます!