信仰が試されるとき
久米川さん
「信仰すれば、必ず良くなるから」と姪に勧められ、私は飛びつくように浄風会に入信したのです。
当時、私は自動車教習所の教官をしていましたが、前職で体を痛め、苦しんでいるときでした。
教官になる以前に、私は酒販会社に13年間、勤務していました。
その11年目の夏、徳島大学の学生会館に生ビールの樽を運んだときです。当時の生ビールの樽は今と違い、大人がやっと抱えられるくらいの大きな樽で、重さも相当なものでした。いつもであれば二人がかりで運ぶのですが、ちょうどシーズンの書き入れ時で、人手が足りないために、私が一人で運んだのです。
30代半ばで体力にも自信があった私は、体力に任せて1本目を無事運びましたが、2本目を持ち上げたときに体に電気が走ったような感覚を覚えました。
それでも仕事を休むわけにいかず、3日後に病院で診査した結果、頸椎挫傷(けいついざしょう)と診断されました。
一時は歩くたびに脳天まで激痛が走り、両手が麻痺して、車のハンドルさえ、まともににぎれませんでした。
その後、多少状態は良くなりましたが、もはや力仕事はできません。それで自動車教習所の教官に転職したのです。
体力に自信のあった私が二度と力仕事ができない。その現実を、なかなか受け入れることはできませんでした。
そんな思いを抱いていたときに浄風会と出会ったのです。
私はその後、再度転職してタクシーの運転手になりましたが、「必ず良くなる」という姪の言葉を信じ、どんな小さなご利益も見逃すまいという気持ちで信仰に励みました。
すると、数々の不思議な現象を体験するようになりました。例えば、タクシーの水揚げ(売り上げ)が上がると、決まって事故に巻き込まれました。そのたびに、1ヵ月前後の入院を余儀なくされました。
そんなことが6回も続いた後の7度目。これが最も大きな事故でした。停車中に後ろからワゴン車に追突されたのです。私の車は6メートルも飛ばされ、前に止まっていたダンプにぶつかり、さらに跳ね返されて、奇しくも元の位置までもどるという大事故でした。
当然、車は大破しました。ところが、私はかすり傷程度で済み、しかも幸いなことにお客様を降ろしたばかりだったのです。
現場に駆けつけた警官も、すぐには状況を飲み込めないほどでした。奇跡としか言いようがありません。
このとき私は、「ご法様によって信仰が試されるときがある」という、信仰の先輩から言われた言葉を思い出しました。
ご法様は目に見えるご利益も与えてくださるが、同じように試練もお与えになる。良いことがあったからといって有頂天になったり、悪いことが続くからといって自暴自棄に陥ったりせず、どんなときでも淡々と信仰生活を送り続けることの大切さを、その先輩は教えてくださいました。
その意味がやっと分かったのです。数々の起伏に富んだ不思議な体験は、信仰を継続することによって成仏という真のご利益が得られるという、ご法様のメッセージだったと、私は確信しました。
以来、どんなつらいことも、ご法様に与えられた試練だと思えば、喜びさえ感じることができるようになりました。
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