今月の教え

6

2025

御法第一の選択を生きる

人生は選択の連続です。そのときに私たちは、どう考え行動すべきでしょうか。

アラームを止めて起きるかもう五分寝るか。今日の服をどうするか。自分の意見を言うか黙っておくか。今日洗濯をやるか明日にまわすか。先にお風呂に入るか寝る前に入るか。パートナーに謝るべきか傷ついたままでいるか。etc、etc……。

シェイクスピアが「人生は選択の連続である」といったとおり、私たちは毎日数え切れないほどの選択をくりかえしています。一説によれば、私たちが一日にする選択の数は、三万五千回ともいわれています。

ほとんど無意識下でしている選択もあれば、決断ともいえるような重大な選択もあります。こうした選択の数々によって、私たちは人生の行き先を定めています。自分の人生がどう彩られるか、それは毎日の選択の積み重ねの結果ともいえるでしょう。

また、私たち信者は、ご信心における選択をする機会もあります。ちなみにですが、私がご信心の選択をするときに心がけていることを、ご紹介いたします。

まずは、お看経やお題目口唱をしてから考えることです。選択を迫られているときは、往々にして頭のなかや心が混沌とした状態にあります。ですから、まずはお題目をお唱えして、心を良い状態にしてから、よく考えるように心掛けています。また、お看経をしていると、それまで思いもよらなかった選択肢を、ふと思いつくことが多くあります。

また、大事な決断をするときには、日蓮聖人のご生涯を想起することがあります。御聖人のご生涯の重大な選択に、立教開宗時のご決断があります。

『開目抄』に、

「日本国に此れをしれる者、但日蓮一人なり。これを一言も申し出だすならば、父母・兄弟・師匠に国主の王難必ず来たるべし。いわずば慈悲なきににたりと思惟するに……」

と著されているように、御聖人は、末法の衆生を救済できるのは南無妙法蓮華経のお題目だけだ、ということを覚知されました。

しかし、このことを言えば、法華経の経文にあるとおり、自分だけでなく父母や兄弟、また師匠等にもさまざまな迫害が襲い掛かるだろう。けれども、このことを知りながら言わなければ、それは人々を見捨てることとなり、慈悲の心に背くことになる、という究極の決断を迫られました。

そして、御聖人は前者を選択され、その結果数々の迫害をその身に受けつつ、お題目弘通のご生涯を歩まれたことは、皆さまご承知のとおりです。

この御聖人のご生涯から、私たちは何を学ぶべきでしょうか。

それは、ご信心における選択や決断で大切なことは、たとえどんなに過酷で困難な道であったとしても、御法のため、ご信者のため、人々の幸せのための選択をする、ということです。

いかに困難な道であったとしても、その道が御法を第一に考えたものであれば、必ず諸天のお計らいをいただき、物事は必ず良い方向に向かいます。

逆にどんなに安易な道であっても、その選択が御法第一ではなく、我が身可愛さの選択であったとしたら、それは決して良い結果を生みません。これがご信心における選択の理なのです。

『法華経』に「我不愛身命但惜無上道」(我身命を愛せず、但無上道を惜しむ)と説かれているように、お互いに御法第一の選択を心掛けて、有意義な人生を送ってまいりましょう。

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